実質無利子・無担保で融資する「ゼロゼロ融資」のシビアな現状

2021/11/26

お世話になっております。
ピーエムジー大阪支店の佐藤と申します。

 

新型コロナウイルスに苦しむ企業に実質無利子・無担保で融資する「ゼロゼロ融資」は、
企業の資金繰りを支え、倒産件数は歴史的な低水準となりました。

しかし新規感染者数が急速に減少し、経済活動も本格再開に動きだすなか、
過剰債務問題が深刻化する可能性も出てきています。

 

2021年度上半期(4~9月)の全国企業倒産は2937件で、
年度上半期では過去50年間で初めて2000件台の低水準でした。

長引くコロナ禍の影響は幅広い業種に及んでいます。

 

それでも政策支援で企業倒産は歴史的な低水準に封じ込められ、
景気と真逆の逆転現象が続いているのが現状です。

 

企業倒産を抑制しているのは資金繰り支援策、とりわけ
コロナ禍に苦しむ企業向けの「実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)」の存在です。

総額40兆円に上る資金が企業のキャッシュフローを緩和させました。

 

企業倒産は景気が悪くなると「増える」と思われていますが、
これは必ずしも正解ではありません。企業は「資金がない」から倒産します。

 

たとえ赤字でも資金があれば倒産しないし、逆に黒字でも資金がなければ資金繰りは破綻します。
こうした企業倒産のメカニズムを実証したのが今回のゼロゼロ融資でした。

 

ゼロゼロ融資は、新型コロナの悪影響を受けた企業なら業況や信用力に関わらず、
実質的に無審査で融資を受けられました。

コロナ禍の直撃で融資申し込みが殺到し、迅速な資金供給が優先されたからです。

結果として、これまで深刻な経営不振で融資を受けられなかった企業も資金調達できるようになりました。

 

企業倒産が記録的な低水準へ振れた一因でもあります。

 

ただ、ゼロゼロ融資は雇用調整助成金のような給付型ではなく、
あくまで返済義務のある借金です。
これから本業で得た利益を原資に返済していく必要があります。

 

しかし、コロナ前から経営悪化が続いていた企業は、
コロナ禍でさらに売り上げが落ち込むなかで新たな借入金を抱えて「過剰債務」に陥りました。

特効薬のゼロゼロ融資は、劇薬になる可能性も孕んでいます。

 

支援策はコロナ禍の緊急避難的な資金繰り支援から、本業支援へ軸足を移しつつあります。

 

本業回復の波に乗れない企業には、倒産や廃業、
事業譲渡、M&A、事業再構築などが次の選択肢として浮上します。

また、そこには資産の有無、採算性の高低、後継者の有無など、シビアな評価が待ち受けているのが現実です。

 

ダメージを受けた多くの企業は、売り上げをコロナ前の水準に戻すには時間を要するはずです。
コロナ禍で膨張した過剰債務とどう向き合うのか・・・

 

支援する側も、支援される側も本気度が問われている今、
ピーエムジーとしても金融総合サービスとして様々な方法でのサポートを準備しております。

 

些細なご相談でも構わないので一度お問合せ頂ければ幸いです。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

ピーエムジー大阪支店
営業一課  佐藤