経営法人企業統計『製造業が経営10期ぶり増』

2021/03/05

いつもピーエムジーオフィシャルブログをご覧頂きありがとうございます。
大阪支店 第ニ営業部の岡田です。

 

皆さまは『経常利益』とは何のことかご存じでしょうか。

よく「営業利益」「純利益」などと混同されやすい言葉ですが、
併せて、それぞれの性質を確認していきたいと思います。

 

●営業利益

営業利益は、企業が本業で稼いだ利益を示します。

売上高から、販売する商品などの仕入原価である売上原価を
差し引いたものが「売上総利益」となります。

この売上総利益から「販売費及び一般管理費」を差し引くことで、営業利益が求められます。
「販売費及び一般管理費」とは、企業の本業に関わる費用のうち、
仕入れた代金以外の商品を販売するための費用を指します。

 

●経常利益

経常利益とは、企業が事業全体から経常的に得た利益を示します。
事業全体から得た利益なので、本業以外の財務活動などによる収益と費用も反映させます。
これらの損益を「営業外収益」「営業外費用」と呼びます。

そのため、本業で営業利益を出していても、
借入金の返済や利息の支払いの負担が大きい場合は、経常利益は小さくなります。

経常利益は、企業の経営成績を最も把握しやすい数字とされています。

 

●純利益

経常利益から、通常の経営活動には含まれない、
例外的な「特別収益」や「特別損失」を足したり引いたりします。

そこからさらに、税金の支払い分を差し引くことで、純利益が算出されることになります。
つまり、純利益とは、事業年度内に発生したすべての収益から、
すべての費用を差し引いて算出される利益であり、最終的に企業に残るお金を示します。

 

では、経常利益によって何が分かるのか・・
『事業全体の数字』を把握できることになります。

 

営業利益、経常利益、純利益を比べると、最終的に重要なのは、企業に残った純利益に見えてきます。

しかし、純利益には特別収益や特別損失といった、
継続的な事業には関係ない例外的な損益が加味されているため、
その企業の経常的な業績を判断する指標としては、相応しくありません。

 

一方、営業利益は本業の業績を見るには適していますが、
本業以外の収益が加味されていないため、企業の経常的な業績を見るには適していません。

 

経常利益であれば、会社の資産運用益や借金利息なども加味されることになるので、
事業全体に関わる数字を見ることができ、会社の正常な収益力がどのくらいなのかを判断する材料になります。

 

 

先日、日経新聞に掲載されていた記事によると、
財務省が3月2日に発表した2020年10~12月期の法人企業統計では
全産業(金融・保険業を除く)の経常利益は前年同期比0.7%減の18兆4505億円だったそうです。

 

製造業は21.9%増の7兆1837億円で、10期ぶりにプラスに転じました。

 

非製造業の経常利益は11.2%減の11兆2668億円でしたが、
これは前期の29.1%減から減少幅を縮めています。

 

 

新型コロナウイルス禍で打撃を受ける運輸業・郵便業やサービス業が大きな利益となる一方、
卸売業・小売業や建設業が全体を押し上げています。

 

財務省は、経常利益が大幅に回復したことについて
”業種ごとにバラつきがある”と指摘した上で、”総じて言えば持ち直してきている”と評価しています。

 

これから先、日本の経済がどうなっていくか、まだまだ分かりかねますが
どんな時も落ち着いて対応ができるように、
いざとなったらすぐに資金調達が出来るように準備しておくことが大切です。

 

事前に準備がしっかりと出来ていればどんな時も慌てずに対応ができます。
先々の事を見越して今のうちに用意周到に準備をしておいてください。

 

ピーエムジー株式会社 大阪支店
第ニ営業部  岡田